NHK大河ドラマ「光る君へ」は平安の女流作家である紫式部の生涯を描いた物語。
1000年以上前の平安時代が舞台とあって現代では聞き慣れない言葉使いも出てきますね。
第6話では、花山天皇(本郷奏多)の女御(妻)である忯子(よしこ)が「お隠れになった」という表現が。
「お隠れになった」の意味についてご紹介します。
【光る君へ】お隠れになるは失踪?家出した?と話題
「よし子様がお隠れになった!」とお屋敷の中が騒がしくなるシーン。
本郷奏多さん演じる花山天皇も烏帽子も被らず慌てて駆けつけていましたね。
— ねぶそくのうさぎ (@thenotebooks3) February 11, 2024
息子、「お隠れになる」をかくれんぼしてると思っちゃったんだって😅小6だからしょうがない…かな?? #光る君へ
— よろしき葱 (@sempreviola) February 12, 2024
さらっとドラマを見ているだけなので、「忯子さまがお隠れに」をまんま「はて。どこかに逃げたのかな」って思ってしまった。違った。やたらみんなで探してるな〜って思ったのにw#光る君へ
— ne-co (@ne_ry_) February 11, 2024
#光る君へ
— A小町 (@BiwakoNi31468) February 11, 2024
お隠れにってなに!?
死んだの??
むずいよ😭😭
前のシーンがなく、突然「お隠れになった!」と出てきたので、戸惑う人も多かったようですね。
リフレッシュしたくて家出したの?という声も。
「お隠れになった」の意味を見ていきます。
【光る君へ】お隠れ(おかくれ)になるの意味とは!
忯子(よしこ)は花山天皇に愛されますが、病気になってしまい臥せっています。
ドラマを見ていけば察しがつくかと思いますが、「お隠れになる」は「亡くなる」こと。
【お隠れになる】(おかくれになる)
逝去を指す意味で用いられる婉曲的な表現。もっぱら目上の者の死を表現する場面で用いられる。「お亡くなりになる」とほぼ同義。「お隠れあそばす」ともいう。
実用日本語表現辞典
身分の高い、高貴な人が亡くなることを意味しているのですね。
ちなみに、身分の高い人が亡くなった場合、天皇にだけは「崩御(ほうぎょ)」という言葉を使うそうです。
ネット上にこんな質問が。
なぜ天皇陛下に限って、お隠れになるとか崩御とか言うんですか?一般の方が亡くなったときに使ってはいけませんか?
三皇五帝を超越する皇帝や天子は、臣や民とは違い、無にならないとする思想。 だから亡ではなく、崩や隠なのです。
無になったわけではなく、隠れているだけ、という考え方なのですね。
日本語は奥が深いですね…。
【光る君へ】お隠れ(おかくれ)になるの意味とは!について私の感想
「お隠れになる」はすごくオブラートに包んだ言い方だなあと改めて思いますね。高貴な方は亡くなっても無にならない…勉強になりました。
まとめ
花山天皇の妻である忯子(よしこ)が「お隠れになった」という意味についてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント