大河ドラマ「光る君へ」では疫病が流行り、市井の人々がたくさん亡くなっています。
まひろが平仮名を教えていた少女・たねも疫病にかかって命を落としました。
まひろ自身も感染し、苦しそうなところを道長に助けられ、看病されていましたね。
「光る君」で流行っている疫病とは何でしょうか?
・「光る君へ」で流行っている疫病は何?
・平安時代の疫病対策は祈祷するしかない?
上記についてご紹介していきます。
疫病は天然痘?インフルエンザ?SNSの声
「光る君へ」で市井の人々が次々に倒れ、死に至っている疫病。
何の病気なのか気になっている人も多いですね。
光る君へ観たけど、その流行ってる疫病なんなの???????が気になってしまう
— ぷよぷよ ®5yと3y (@mamadayoooooooo) April 21, 2024
疫病はいつの時代も・・・#光る君へ
— まほ (@mahomahojp) April 21, 2024
平安時代に流行った疫病といえばやっぱ天然痘でしょ!!派なんだけど、
— 由 (@chiyuri1022) April 21, 2024
光る君へでは咳の出る病が流行ってる設定にしてるのは、やっぱ現代人にとっての疫病=新型コロナ(ついでにメイクも必要ない)を優先してるからなんだろうな〜
インフルも流行ったらしいから嘘ではない 天然痘が見たかったけど…
今週の光る君への疫病、なんの疫病なんだろう?と思っていたが、インフルでしたか。
— ユレ子*furbymaman🌼❤️🔥🧸❤️🔥 (@yrfurby) April 22, 2024
ドラマでは、疫病にかかった人は咳がでて光熱を出している様子でした。
実際に何の病気だったのか考察します!
【光る君へ】疫病は何?平安時代に流行ったのは?
「光る君へ」で描かれている疫病は何でしょうか。
疫病は何?
「光る君へ」の中では、疫病が何かについては言及されていません。
ドラマの中では、疫病にかかった人は、咳が出て高熱に苦しんでいる様子でした。
これは、現代でいうとインフルエンザなどの症状と重なりますね。
一方で、平安時代に流行ったとされる天然痘の症状とは少し異なります。
「光る君へ」は史実を元にしたフィクションのストーリーです。
そのため、病名や病状の正確な描写より、疫病で苦しむ市井の人々と、貴族社会との対比を描くことが目的なのだと思われます。
平安時代に流行った疫病は?
平安時代には、毎年のように疫病が流行り貴族も含め沢山の人が亡くなりました。
正暦4年(993年) 疱瘡(天然痘)の流行
正暦5年(994年) 疾病の流行 京都で五位以上の六七人死亡
長徳元年(995年) 疾病の流行 納言以上八人、四位七人、五位五四人死亡
長徳4年(998年) 疱瘡(赤斑瘡)流行
長保2年(1000年) 疫病流行
長保3年(1001年) 疾病流行 為尊親王死去
995年の大流行時には、藤原道兼をはじめ多くの貴族が亡くなっており、ドラマで描かれているのはこの時のことだと思われます。
この「疫病」とは、現代では以下のような病であったと言われています。
・天然痘
世界中で大流行し、日本でも8世紀後半から記録に残る疫病の一つ。発熱、激しい頭痛、体の発疹など。1980年に根絶された。
・麻疹
998年に最初に流行が記録。全身に赤い発疹が出て脳炎や肺炎を併発することも。現代でも1000人に1人は亡くなる伝染病。
医学が発達していない時代、治療法もなくあっという間に疫病がまん延して多くの人が亡くなったのですね。
疫病と人間の長い戦いに思いを馳せてしまいます。
疫病対策は祈祷しかない?
『光る君へ』では、疫病の対策に消極的な関白・道隆が描かれました。
道長は「対策を!」と兄である関白・道隆に迫っていましたね。
医学の発達していない平安時代、疫病対策にはどんなものがあったのでしょうか。
「厄除け」の祈祷
疫病対策の代表的なものは、厄除けの「祈祷」です。
神社仏閣で祈祷を執り行う 、薬師如来、弥勒菩薩など特定の仏に祈るなどして疫病が去ることを祈念しました。
民間信仰・民間療法
疫病対策として民間信仰・民間療法も行われました。
具体的には疫病除けの呪符を配る、 特効薬として生薬を用いるなどです。
特定の宗教の神様ではなく自然界に存在する神的なものに祈ったり、自然由来の生薬で治そうとしたのですね。
コロナ禍に、疫病封じの妖怪としてアマビエが有名になったのと似ていますね。
隔離対策
物理的に有効な手段として患者の隔離対策も行われました。
具体的には、患者を「痘館(とうかん)」に隔離収容する、 都から離れた地に疫病者村を設置するなどです。
また、島国である日本に外部から疫病が入ってくることを防ぐため、遣唐使の派遣を控えるなどの対策も行われました。
このように、平安時代の疫病対策は科学的対策ではなく、当時の宗教観や迷信に基づいた対症療法が中心でした。
高性能マスクやアルコール消毒、ワクチンで予防できる現代のありがたみを感じますね。
【光る君へ】疫病について私の感想
疫病というと現代人はついコロナを思い出してしまいますね。平安時代の人は得体のしれない病を恐れつつ、祈るしかなかったかと思うと現代人で本当に良かったと思います…
まとめ
大河ドラマ「光る君へ」で流行っている疫病についてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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