NHK朝ドラ「虎に翼」で、明律大学女子部に入学した寅子。
女子部の先輩が歓迎会で見せてくれた模擬裁判で着ていた「法服」が話題になっています。
現代の裁判ドラマでは見かけない独特の模様が入った色違いの法服について、ご紹介します!
昔の裁判の服が素敵・かっこいいと話題に!
模擬裁判をするため、先輩が来ていた黒い法服。
独特なデザインに注目が集まりました。
法服が可愛すぎる!!
— それからどんどこしょ (@sorekara_0417) April 7, 2024
ハロウィンに着たい#虎に翼
法服のデザインが格好いい…。#虎に翼
— こーちゃん(RNこーさん)👓👒 (@kohchan0831) April 7, 2024
法服めっちゃかわいいかわいい!!作って着たい!
— IamOksiva (@Iamko4) April 7, 2024
#虎に翼
法服?ってこんな風呂敷みたいな柄だったのか #虎に翼 pic.twitter.com/GbFpe3boHk
— リラックマ助役@公共放送/公共交通 (@11161225_) April 7, 2024
今では見かけない独特の唐草模様入りの色違いの法服。
オープニング映像で寅子が着ていたのもこの法服だったのですね。
かっこいい法服について詳しくご紹介します!
【虎に翼】法服は何色ある?
上記の模擬裁判シーン、赤・白・紫・そして右端の首元だけ緑と4種類の色分けがされていますね。
この色分けは、裁判で担う役割ごとに以下のように決まっています。
白→弁護士
赤→検事
紫→裁判官
右端の襟元だけ緑色の人は、「裁判所書記官」という裁判の記録や調書などを作成・保管する担当の人です。
「虎に翼」
— 八條忠基 (@EeoduLzbYVjTprk) April 4, 2024
法服の刺繍のアップが見たいというご要望を頂きましたので、撮影し直しました。
刺繍は白が弁護士、深緋(赤)が検事、深紫が判事です。 pic.twitter.com/TbSYIz1U0q
現在では、裁判の際に法服を着ているのは裁判官のみですが、戦前は弁護士・検事も着ていたのですね。
色で役割が分かれていて裁判を聞いている側もわかりやすいですね!
法服はなぜ帽子で唐草模様?
裁判の場面では、唐草模様の法服に黒い帽子も被っていますね。
唐草模様と帽子の由来は何なのでしょうか。
・帽子は聖徳太子をイメージしたもの
・唐草模様は、当時の最上級の正装であった「文官大礼服」の模様からとった
法服が誕生した明治時代、日本がヨーロッパ諸国にならって権威ある法服を作ろうとしたことに由来するようです。
ヨーロッパ諸国同じような法服を日本の裁判所でもと考え、東京美術学校(現:東京芸術大学)教授の黒川真頼に新しい法服の考案を依頼しました。この法服は法廷の荘重さと法曹の威厳を示すために聖徳太子とされた図像を土台とし、ヨーロッパの法服を参考にして、文官大礼服における装飾を加味し、和洋折衷の独特なものとなりました。
綺陽装束研究所
文官大礼服とは、明治政府が定めた役人の最上級の正装で、特別な儀式の時だけ着用したものだそう。
役職によって色々なデザインがあるようですが、こんな感じで唐草模様が入っています。
法服の唐草模様は、法曹の威厳を表すために同じ唐草模様が入っているのですね。
【虎に翼】法服について私の感想
初めて見る裁判の服に思わず見入ってしまいました。法曹の権威を表す為の法服ですが、色違いをみんなで着ている姿はなんだか可愛いですよね。OPの寅子の法服も素敵です!
まとめ
朝ドラ「虎に翼」で女子部の先輩が着ている裁判の服=法服についてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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