大河ドラマ「光る君へ」第11話で、道長に「妻になってくれ」とプロポーズされたまひろ。
喜ぶかと思いきや「北の方」でなければ嫌だと言ったことで道長は怒って立ち去ってしまうというシーンでした。
この記事では、
・「北の方」とは何を意味する?
・まひろが「北の方」にこだわった理由は?
・まひろは道長の「北の方」になぜなれない?
についてご紹介します!
まひろは道長の北の方になれない!SNSの声
いつもの廃屋で2人が落ち合い、道長はまひろに「妻になってくれ」とプロポーズ。
しかし、道長はまひろに「北の方」ではなく「しょう(妾)」になれと言っているのでした。
もう!!!大事なシーンで北の方と妾がどう違うのか分からず悔しい!!!止めて調べてまた観るから待っておれ!!!😭#光る君へ #大河ドラマ
— ねぶそくのうさぎ (@thenotebooks3) March 18, 2024
もう道長は廃屋での逢瀬は止めた。
— “fumi_fumi” (@3710fumio) March 21, 2024
自分の思い通りにならない恋だった。
①遠くへ行って二人で住もう↓
都で上に立って国を変えてほしい。
②お前が一番好きだ妾になって↓
北の方(正妻)じゃなきゃ嫌だ。
まるで現代劇だな。作家は、平安時代だと言うことを忘れては困る。#光る君へ #大河ドラマ pic.twitter.com/6udRtz6p6g
しょう(妾)になれってこと?と聞いたまひろはうっすら涙を浮かべていましたね。
「北の方」にこだわるまひろに道長は怒って立ち去ってしまい…
切なすぎるシーンでした。
北の方の意味とは?しょう(妾)とどう違う?
「北の方」、「しょう(妾)」はそれぞれどのような意味なのでしょうか。
北の方は「正妻」のこと
しょう(妾)は正妻以外の妻のこと
#光る君へ
— 石山寺 Ishiyamadera (@Ishiyamadera_T) March 17, 2024
北の方=正妻
妾=それ以外の妻
『源氏物語』で身分と境遇ゆえに光源氏の正妻になれなかったのは、最愛の人である紫の上でした。
「北の方」は公卿など身分の高い人の正妻を敬う呼称です。
正妻のことを「北の方」というのは平安時代のお屋敷である寝殿造りにおいて、北対屋(きたのたいのや)に正妻が住んでいたから「北に住んでいる方」→「北の方」と言われるようになったそう。
一方、「しょう(妾)」は正妻以外の妻のこと。
現代では「めかけ」と読む「妾」の字を平安時代は「しょう」と読んでいたのですね。
現代の「妾」の意味とはすこし違い、あくまでも妻であり愛人より継続的な関係、安定的な立場だったようです。
まひろが道長の北の方にこだわった理由は?
プロポーズされたまひろ。
しかし「北の方でなければ嫌!」と言って道長を怒らせてしまいます。
なぜまひろは道長の北の方にこだわったのでしょうか。
道長を本当に愛しているから?
#光る君へ
— ひつじ (@adiantum_uc) March 17, 2024
めったに怒らないはずの道長くんがあんなに短気になった。それはまひろへの想いと自分の立場を考えたことがうまくいかなかったから。まひろが妾ではイヤなのは道長を深く愛しているから。北の方に嫉妬するだろうから。まひろと倫子のやりとりをはらはらして見てしまう。
#光る君へ まひろ、切ないー。身分違いなのは百も承知なのについ北の方にしてくれるの?と本音がポロリ。倫子さま、兼家、道長に身分違いの現実を突きつけられた回だった。家の窮地に想い人から妾の誘いがあっても渡りに船と思わないのは強いな。たくましく生きる女性好きだから今後の展開楽しみ。
— mei (@bonorisumei) March 20, 2024
まひろが道長のことを深く愛しているので、「妾」では嫌だ、と言ったというのがシンプルに考えた説ですね。
妻になったとしても他に正妻がいて、となると「そんなの耐えられない」というまひろの気持ちが切ないです。
道長に諦めさせるため?
道長はまひろのこと、わがままばかり言ってる女扱いしてたけど、北の方になれないのはまひろだってわかってるんだよ。あえてこだわってるように見せて(でも、本心な部分もある)、道長の方から愛想尽かせるようにしてるんだよね。つら・・・。#光る君へ
— ろにあ (@ronia_ndr) March 18, 2024
まひろは全てがわかっていて 、北の方じゃなくちゃ嫌、って言ったような。相手を諦めさせるため。
— 🐦azusau🐦 (@azusauchi) March 20, 2024
妻の財産がとりわけ重要だった時代だからなあ😢
冷静な彼女だからこそ20も上のおっさんと結婚したりする。#光る君へ
賢いまひろは自身の身分が低いため北の方になれないことはわかった上で、無理難題を突きつけて道長に諦めさせようとしている、という声も。
道長には身分の高い妻をめとって、政治家として頂点を目指してほしい、という思いがあったのかもしれません。
本当に道長のことを思って、身を引こうとした上での「北の方でないと嫌」発言なら切ないですね。
なぜまひろは道長の北の方になれない?
まひろは、なぜ道長の北の方=正妻になれないのでしょうか。
理由は、まひろの実家の身分が低いからです。
道長が理想の政治をするためには偉くならないといけない、そのためには家柄の良い正妻が必要
まひろを北の方にするには「この子が北の方です」と宣言するだけじゃ足りなくて、まひろ以上の身分の女性とは一切関係をもたずに生きる必要がある(道隆はおそらくそうしている)
— Liz (@tk799m6v75jsoo1) March 18, 2024
=道長自身やその子らの出世が遅れる
=政の頂に立って世を変えることができない#光る君へ
平安時代、家柄や身分は現代では想像もできないほど重要なことでした。
天皇の外戚であり摂政の一家である道長と、何の後ろ盾もないまひろの家では身分が違いすぎるのですね。
身分の低い女性を正妻にすると、道長やその子供も出世できず、理想の政治を行うことも出来ません。
道長は、まひろとの約束である「理想の政治」を行うために、敢えてまひろには「しょう(妾)」を提案したのでしょう。
【光る君へ】北の方について私の感想
せっかくのプロポーズでしたが、「妾になってくれ」は、まひろにとってはつらすぎますね…。わかった上で北の方にこだわったふりをしていたなら切なすぎます。
まとめ
「光る君へ」で「北の方」の意味、まひろが北の方になれない理由、まひろがこだわった理由についてご紹介しました。
最期までお読みいただきありがとうございました。
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